ne0;lationが2019年22・23号にて連載終了

2019年2号から連載が始まったne0;lation（ネオレイション）が2019年22・23号にて連載が終了した。全18話。単行本は全3巻の予定。

どんな漫画？

キーを叩いて世界を征せ!! ウィザード級少年ハッキングストーリー!!

父の遺した借金の取り立てに苦しむ苦学生・薬袋大悟の前に突然現れた謎の転校生は自称・IQ191の天才ハッカー「ne0」。超絶偉そうで、自信家で、生意気なこの少年との出会いが、薬袋の人生を大きく変えることに...ウィザード級少年ハッキングストーリー開幕!!

週刊少年ジャンプHPより

文字通りのハッカーもの。他誌の漫画で言うと「ブラッディマンデイ」がジャンルとしては近いだろうか。

ブログ主の感想

良くも悪くも中二病、いや「厨ニ病」を詰め込んだ漫画。DEATH NOTEみたいに綿密に練られたトリックを披露するというよりはノリと勢いで押していく。一応ハッカーものだしそれなりに手の込んだトリックを描いてくれよと思ったが何よりも主人公のイキリっぷりがともかくひどい。自分に助けを求めて土下座した相手（※敵ではなく被害者）を「やってみたかったんだよね～」と言って笑いながら踏みつけるといハイレベルなイキリっぷりを1話から披露してくれた（もちろん謝罪なし）。悪がさらなる悪を倒すストーリーを描きたいのはわかるんだけどイキる相手間違えてちゃダメじゃない？イキリはイキリでももっと別の見せ方があったんじゃないだろうか。「主人公はイキリ」という最悪の印象でスタートしたが次のレミングス編で少しずつ面白くなってきて「巻き返すのか！？」と思った…がピークはそこまで。その後のカーレースでその可能性はどこへやら。最後は主人公の回想をして「俺たちの戦いはこれからだ」エンドで終了した。

ブログ主が思うにはやはり1話での主人公の印象が最悪というのが一番ダメな要因だろう。そう思うとネウロは上手いことやってんだなぁと。あっちも身内に相当ひどいことしてたのにね。ハッカーネタが微妙という難点もあるがまあこれはよほどうまくやらない限り粗はできるので…と言いたいけど巻末コメントでの「実は詳しくない」という発言はいけないと思います。



あと1話を読んでる最中に「これはネット（特に某掲示板）で嫌われるやつですわ」と思ったのだが…実際当たってはいるものの、自分の面白い・つまらない以前に他人の反応が出てくるあたり「あ、俺ネットに毒されてるなぁ」と思ったり。変な色眼鏡かけずに読みたいところ。反省。