ジャンプ巻末コメント倉庫

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Dr.STONEが2022年14号にて完結

2017年14号から連載が始まったDr.STONEが2022年14号にて連載が完結した。全232話。後日本誌にて特別エピソードが掲載予定。※下の画像は5周年記念時のものです。

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どんな漫画?

衝撃、保証。

一瞬にして世界中すべての人間が石と化す、謎の現象に巻き込まれた高校生の大樹。数千年後──。目覚めた大樹とその友・千空はゼロから文明を作ることを決意する!! 空前絶後のSFサバイバル冒険譚、開幕!!

週刊少年ジャンプHPより

クラフトにサバイバル、SF、そしてバトルと複数のジャンルにまたがりジャンプの中では異色の作品。原作はアイシールド21の原作者稲垣理一郎。作画はヤングマガジンで「ORIGIN」を連載していたBoichi

これまでの歩み

2017年の新連載6弾の5弾目として登場。謎の光線により全人類が石化。それから3700年が経過し原始の世界と帰った地球で復活した大樹と千空が文明社会を蘇らせるという超特大スケールの話で開幕。その後は近代的ツールはないが工夫とアイデア、そして科学知識で近代的なアイテムを作り上げていく。

実に現実的・科学的でありながら予想の斜め上を行く展開もあり、1話1話が常に濃厚であることから連載当初から人気を獲得。ロケットスタートを見事に決め、掲載順も常に上位陣に位置づけた。当初は本誌上での人気と単行本の売り上げが比例していなかったらしく、そこを一部からネチネチ言われることもあったが結果として2017年の新連載6弾の中で一番の当たりとなった。

2018年11月にアニメ化が発表。2019年7月から第1期が、2021年1月から第2期が放送された。この記事投稿現在、スペシャルエピソード「Dr.STONE 龍水」と第3期の放送が予定されている。

ジャンプの人気作の1つとして駆け抜けた当漫画はちょうど5年後の2022年14号にて完結。14(いし)に始まり14(いし)に終わるという見事なゴールを決めた。

また本誌ではスピンオフとつぃて「Dr.STONE re:boot白夜」が2019年48号から短期連載された。こちらは作画のBoichiが独自解釈で描いたものであり、いわゆるIFの世界線の話ということで本編とはつながっていないので注意。

ちなみに千空がよく言うセリフに「唆るぜこれは」があるが、唆るという言葉はPCでは変換できなかったりする(環境にもよるが)。使う場合は「そそのかす」から変換しよう。

ブログ主の感想

クラフト・サバイバルという自分が今までに読んだことがないジャンル、先述の通り1話1話が濃厚で予想の一歩先を行く展開に引き込まれた。携帯電話などのクラフトはもちろん、謎の光線を生み出した物体を巡っての心理戦も面白い。ためになるサバイバル知識もあるよ。

ただ終盤は14(いし)号で終わりたかったせいなのかえらく駆け足になってしまったように感じた。前半のクラフトのような濃密さを期待してはいたのだが…スケールが大きくなったのと、「理論」で詰めてミリオンセラーとなった暗殺教室でも終盤は色々と粗があったし贅沢すぎる意見だろうか。

久々に本誌上で第1話から最終話までリアルタイムできちんと追いかけた作品、いや始めてかもしれない。また1つ読んでいる作品が完結して悲しい限り。

連載お疲れさまでした…と言いたいんだけど、理一郎先生別の場所でも漫画を連載しているんだよね(トリリオンゲーム)。Boichi先生も途中までは掛け持ちしてたらしいし、二人ともバケモノか何かでしょうか?