ジャンプ巻末コメント倉庫

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ROBOT×LASERBEAMが2018年30号にて連載終了

2017年16号から連載が始まったROBOT×LASERBEAM(ロボレザ)が2018年30号にて連載が終了した。全62話。単行本は全7巻。

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どんな漫画?

本格ゴルフ物語、始動!!


主人公・呂羽人(ろばと)はバカ真面目でクソ几帳面、融通きかない空気読めない無感動無表情の通称・ロボ。そんなロボが、ゴルフと出会い...!? 藤巻忠俊による本格ゴルフ物語が今、動き出す!

週刊少年ジャンプHPより



黒子のバスケの作者が送るゴルフ漫画

ブログ主の評価

長期連載経験者であってごちゃごちゃしてる部分は少なく、読みやすいネームを描いていて安心感があったというのが第一印象。あと作者の前作やテニスの王子様よろしくド派手な超人ゴルフ技が出てくる。ただ安定している一方えらくのんびり話を進めていたのが気になるところ(結局主人公は4試合しかしていない)。ゴルフの性質上難しいのかもしれないが、淡々と話が進んでイマイチ盛り上がりにかけるのもよくない点。なんだろう、黒バスでできてたことが全然できてない気がする。

前作が大ヒットしている作家ということもあって1巻の売り上げは好調。そのこともあってか2回目の巻頭カラーをもらえるぐらいのプッシュを受けたもののその後は下位に転落。クロスアカウントやゴーレムハーツなど「打ち切り待ったなし」の作品が渋滞していたためしばらくは青春兵器ナンバーワンとなかよく生き延びていたが2018年3月の改編でついに最下位に。1期は耐えるもののその後は浮上することなく打ち切りとなった。「単行本売れてるし移籍じゃね?」と某掲示板では言われていたが残念ながらそんなことはなかった。

途中高校編からプロ編へと舞台が移ったが、それが悪手だったと思う。当時からアンケがあまり取れてなくてテコ入れとしてやったのだろうと思うがそれなら裏目に出ちゃったなぁと。結果論だが、中盤主人公のライバルがプロの大会で優勝するのではなく、終盤の大会で紹介された選手の誰かに敗れるものの互角に渡り合う姿を見せ、ライバルをアマチュアに留まらせてそのまま高校編を続けていればまだ浮上の目はあったのではないだろうか。そのあとの合宿でプロ編に行ってからの回想で指摘されてた主人公の特異性および弱点を出しておけば上手いこと進めたんじゃないだろうか。

【2018/7/11追記】7/9にNHKで放送されたジャンプ50周年特集の中でロボレザが打ち切られる瞬間が放送された(担当が作者に今回で終わりですと電話で告げる場面がある。一応タイトルは伏せられていたが…)。わかる人にしかわからないシーンではあるが、容赦ない公開処刑にしか見えず「もうちょい見せ方ってのがあるだろ」との批判の声が多数上がった。某掲示板とかでは何かと一部に叩かれまくっていたロボレザだったが今回ばかりは同情票が多く見られた。