ふたりの太星が2019年52号にて連載終了
2019年25号から連載が始まったふたりの太星が2019年52号にて連載が終了した。全27話。単行本は全3巻の予定。
どんな漫画?
天才棋士・天童太星にはとある秘密があった――
「デビリーマン」「シニギワ」の福田健太郎が美麗な筆致で描き出す、読むものを惹きつけて離さない将棋物語の幕が開く――!!
週刊少年ジャンプHPより
紅葉の棋節以来となる将棋漫画。
ブログ主の感想
将棋漫画である以上専門用語などでどうしてもハードルが上がりがち。しかし1話を読んで、あえて将棋の要素を最低限にして主人公の太星が昼夜で人格が入れ替わる設定を前面に出して受け入れやすいと思った。正直なところサム八より面白い1話だった。
だが2話にていきなり片方の人格が退場することに(実際は退場ではなく昼と夜の人格が入れ替わった形になった)。以降は迷走気味。アンケートの結果もよくなかったようで気づけば掲載順最下位組に。
9話あたりからの共感覚を持った泉との対局から個性豊かなキャラが一気に登場。以降はギャグに吹っ切れた(?)のかギャグ漫画読むとなかなか面白い作品に。将棋漫画としては相変わらず「うーん…」ではあるが。このギャグに振り切れたのがよかったのか、掲載順最下位組の中でも上の方に安定するまでに回復。しかし盛り返しもここまでで2019年52号にて連載が終了することになった。
敗因はやはり2話目からの迷走だろうか。個性豊かなキャラ達のギャグ路線として最初から描いていればワンチャン生き残れたのかもしれない(ダビデやジモトが消えたので余計にそう感じる)。上にも書いたように泉の登場からはキャラが立っていて面白かったので上手いことハマれば化けれそうな気がするので次回作に期待してみたいと思う。