ジャンプ巻末コメント倉庫

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火ノ丸相撲が2019年34号にて完結

2014年26号から連載を開始した火ノ丸相撲が2019年34号にて完結した。全250話。単行本は全28巻の予定。

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どんな漫画?

神事であり、武道であり、格闘技──それが相撲!!


弱小の大太刀高校相撲部に現れた新入生、"小さき"少年・潮火ノ丸!「デカく」「重く」が絶対の競技に似合わぬ体格のこの新入部員、実はとんでもないことに...!? 火ノ丸と弱小相撲部が殴り込む頂への道!目指すは日下開山!白熱高校相撲物語、待ったなし!!

週刊少年ジャンプHPより

タイトル通り相撲漫画。作者は川田。

これまでの歩み

ジャンプどころか漫画雑誌全体を見ても珍しい(と思われる)であろう相撲を題材にしての連載。奇をてらった展開はあまりせず、ベタな展開でも魅せるとこはきちんと魅せてくれる、王道の熱血スポーツ漫画として人気を集める。高校の全国大会が終わった後は大相撲(プロ編)に舞台を移す。2018年初めにアニメ化が決まり、2018年10月から2クール放送された。

一部からは「アンケの鬼」と言われるぐらいに掲載順(≒アンケート結果)が上位にいることが多く、某所の匿名掲示板でも好評価が多い当作品であった。しかし長期連載の宿命か、後半は掲載順位で下位の方に置かれることも多くなり、最後は食戟のソーマと同じように駆け足気味での完結となった。

主人公の火ノ丸は相撲をやるにしては小柄すぎる背丈であり、作中で何回か「相撲の神に嫌われている」と心の中でつぶやいてることからハードモードな人生を送っている印象が強い。それに比例しているかはわからないが単行本の売上もずっと変わらなかったり実際の大相撲で不祥事が相次いだりアニメの円盤が歴代ワーストクラスで売れなかったりと作外でも何かとハードモードだった印象。もうちょっと報われてもいいんじゃないかとは思う。

しかし作外ではどうであれアンケ至上主義のジャンプにて5年間連載をしたのであるから人気を勝ち取った面白い作品であることには間違いない。


川田先生、5年間の連載お疲れさまでした。