ジャンプ巻末コメント倉庫

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銀魂が2018年42号で完結のはずが終われずGIGAへ移籍

2004年2号から連載が始まった銀魂が2018年42号にて完結するはずが終われず謝罪文を載せジャンプGIGAで続くことになった。

俺たちの戦いはジャンプGIGAからだァァ!!

やっぱり終われなかったァァァ!!

☆14年間ご愛読ありがとうございました。空知先生の次回作には期待しないでください。

2018年42号最終ページの煽り文より


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どんな漫画?

甘党・無鉄砲な銀さんがたまに活躍。SF時代劇!


江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が...。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断...するかも!?

週刊少年ジャンプHPより


江戸にSF要素を混ぜた時代劇の体裁をとった人情コメディストーリー漫画。作者は空知英秋。作者曰く「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」。

今までの歩み

2004年2号から連載開始。アニメ化・実写化されている当作品だが出だしは決して順調ではなかった。同期があのDEATHNOTEだったため当て馬だの数合わせだのと言われていていい評価はあまり聞かなかった記憶がある。実際アンケートの結果も振るわなかったようで打ち切りスレスレだったの掲載順が続いていたが、8話~10話あたりから人気が出始め、ジャンプのギャグ漫画枠としての地位を確立していった。その後は2006年にアニメ化を果たし、単行本も一時期は実売上が50万部を超え、そして2017年公開の実写化も大成功となった。

2015年末のジャンプフェスタにて2016年から始まる章が最終章だと明かされた。しかし大人の事情なのか最終章が長引くに長引く。2017年12月に完結するとの情報が一時期出回っていたが2018年42号まで伸びる形となり、最終回はテニスの王子様最終回(歌END)をネタにして打ち切り漫画にありがちな「俺たちの戦いはこれからだ!」ENDで本誌での連載は終了となった。

許斐先生の反応はこちら

ちなみに最終回記念大総選挙の結果は本誌ではなくジャンプGIGA内での発表になるので注意。

謝罪文内容

14年間銀魂を読んでくださった皆様、長い間本当にありがとうございました。そして本当に申し訳ありません。銀魂は今週をもってジャンプを去りますが全然終わってません。あとラストまで5回と発表した回がゴリラの結婚式だった時点でお気づきだった方もいるかと思いますが、ゴリラから5回で話をまとめるのはゴリラには無理でした。というのもジャンプには連載を終了する半年程前に自ら編集部にこのへんで終わりますと申告をし全てを終わりに向けて動かしていくシステムがあるんですが、銀魂はこれを見誤りもう3年程前から「わしはそろそろダメじゃ最後に話しておきたい事がある」と家族を集めてから「あれ?ヤベやっぱわしまだ死なないかも」みたいなことをくり返しており、もう流石に家族も貧乏ゆすりとかし始めてるんで、チラチラしたうちとかきこえてきてるんで「8月なら絶対イケます。」と断言したら爺さん葉巻とり出して吸い初めましてメタルギア4のビッグボスばりに。こりゃダメだと、このまま週刊でチマチマやってもこのしぶといスモールボスは絶対死なないので、別のもっと大きな枠、多めのページ数で確実に息の根を止めようという事になりました。という事であとちょっとだけ別でやります。本来なら最後までジャンプでお届けするのが筋ですが、僕が不甲斐ないばかりに申し訳ありません。ジャンプでうっすら銀魂流し読み派はここでお別れですが、わしがいなくなっても元気でジャンプ読めよ。遺産は絶対渡さんからな。まだ爺さんの長い話につき合ってくれるという皆さん、しつこくつきまとっても絶対遺産は渡さんからな。何故なら僕の財産はあなた達だからです。最終回のむこう側で会いましょう。


2018年42号より


ブログ主の感想

図太い神経でお下品なギャグや危険なゴシップ・パロディネタをやっているのがなんといっても一番の特徴。上の説明通り人情ものやシリアスものが長編としてたまにあるがやはり危ないギャグこそが銀魂といったところ。斉木や青春兵器と違って銀魂は間にシリアスの長編を挟むこともあってか毎週読んでいなかったのでギャグの当たり外れについてはちょっとわからない。ギャグ漫画の例にもれずホームランor三振のどっちかだった気がする。あと単行本のQ&Aがおもしろいのも特徴。この部分だけまとめた本を出してくれと言う人もいるぐらい。

最終章が始まってからはギャグ要素が激減・長期化したためブログ主はそこで銀魂を読むのをやめた。一応しばらくは目を通してたけどびっくりするほど先に進まなくてね…。あんだけシリアス展開やってんだから伏線も全部回収しただろうと思って最終回を読んだときはぶん投げENDでびっくりした。銀魂らしいと言えば銀魂らしいが…まあ最終回へのカウントダウンが始まったときには単行本のページ数が足りないのは明確だったのできれいにまとめたところで斉木みたいにGIGAかどっかで続きなり後日談なり描くのは見え見えではあった。良くも悪くも記憶に残る最終回だった。



何はともあれ空知先生お疲れさまでした。